このブログなんですが、日本語で書き続けるべきか、母語の英語で書けばいいのか、色々検討していたのですが、やっぱり日本語で書きたいと決めました。確かに英語で書けば自分の言いたいことをもっとはっきり言えるはずですが、日本語で書くと「わかりづらい」とか「面白くない」とかを理由にして英語に切り替えれば、諦めたということになると思ったからです。
最近、Google I/Oのカンファレンスのビデオを見てて「The Myth of the Genius Programmer」というtalkを見ました。その中で「人は周りに評価されることで上手になるから、どんなに下手でも早めに自分のコードをgithubなど人が見えるところに投稿するといい。」というメッセージが載っています。
このブログってまさにそのためのもので、初心者の自分のコードを人に見せることで恥ずかしくても、とにかくプライドを捨てて投稿しています。
そして人間の言語も似てるものです。話せば話す程上手くなるので、間違いを気にせず、だんだんコミュニケーションをとればいいですよね。
でもその中で、もう一つの問題が出てしまいます。誰もこのブログ読んでませんw そのためにもうちょっとブログの範囲を広げられればいいと思って、英語や言語取得などについても少し書いてみようと思います。東京に住んでいる外国人として、和製英語で誤解が発生しているのを何回も経験したことあるので、和製英語と英語圏の使ってる英語の使い分けについてちょっと説明させていただきたいと思います。
さて、今日のword of the dayとして「just」を話題にしたいと思います。
昨日街歩いていたら、床屋の看板に「just cut 10 min」を見かけました。この文章は日本人にどうとられるか確実にわかりませんが、日本語ではジャストっていうは「丁度いい」という意味で使われているので、これはおそらく「10分でお似合いの髪型にしてあげます」的なことを伝えたかったでしょうと思います。ただ、英語の上記の文章ですと英語圏の人なら「カットのみ 10分」に取られます。なぜならば、英語では「just」というのは「ただの〜・〜だけ・〜に過ぎない」という意味になります。一般的にネガティブな意味になっているので、そんな看板をみて「その床屋さんでシャンプーはしてくれないのかな」とか思う人も出てしまうでしょう。
英語で上記の文章を書き直せば、「the perfect cut in under ten minutes」が正解ですかね。
確かに英語で「just right」「just perfect」という言い方もあります。こちらはネガティブではなくて、日本語のジャストに近い意味を持っています。おそらく日本語のジャストの由来がこのjust right(丁度いい)ですが、「いいことだらけで悪いことがまざっていない」という意味でjust(だけ)が使えるわけだと思います。
おまけによく見られる和製英語を英語圏に通じそうな英語に翻訳してみました:
和製英語 | 英語 |
---|---|
ジャストカット | perfect haircut |
ジャストフィット | close fitting / snug |
ジャストタイミング | perfect timing |
9時ジャスト | exactly 9 o'clock |
※実は形容動詞のjustが「だけ」意外の意味がもう一つあります。それは「ぎりぎり」って意味です。例えば、「just in time」(ぎりぎり間に合った)、「just married」(結婚したばかり)とか様々な表現に出たりします。